コインランドリーを開業したいけど、何から始めればいいの?費用は?リスクは?

今回は、コインランドリーをこれから始めたいと思っている方に向けた記事になっています。

コインランドリー開業したいけど、何から始めればいいの?費用は?リスクは?

 

結論から言いますと、コインランドリーを新規オープンさせるために必要な費用は、

10~15坪程度の都内でよく見かける小型店舗で2000-2500万くらいです。

20坪~郊外のコンビニ跡地タイプの場合2000-3000万くらいです。置く台数によってはもうちょいいくかもしれませんが、だいたいこのくらい。

 

内訳としては、機械が70%、内外装が30%くらいです。小型店であれば、

2000万円中1400万機械代600万内外装と言った感じです。

ただ、店舗の状況によっては内外装費も上がっては来ます。

 

たとえば低圧電力が引いてなければ新しく引かなければいけないので、その費用がアップします。

マンションの下にオープンするようなコインランドリーですと、防振・防音対策を念入りにしておく必要があるので、またプラスになります

また、近所への臭いやほこり対策も必要になると、通気口から臭いが漏れないようにボックスを設置する等する必要もあるかもしれません。

 

どんなことに注意すべき?

内装費は大してかからないのですが、ダクトの吸気排気・給排水・防振・防音対策がとても重要になってきます。

ここをけちると、あとでご近所からクレームが来て、高くつくことがありますので、きっちりやっておく必要があります。

 

そうなると、やっぱり600万くらいはかかってしまうんです。

もう一つ注意なのが、コインランドリーの施工工事は結構特殊で、通常の飲食店とかのダクト・給排水工事とは異なります。

なので、見積もりが安かったからとコインランドリーの施工実績がないところに頼むと、ひどいことになります。

 

コインランドリーの仕様を満たしてない吸気排気効率でダクトが小さすぎて排気エラーを起こしたり、

最初はうまく回っていても、ホコリがたまりやすいダクトになっていて数年で機械がぶっ壊れたり。

 

コインランドリー施工を何もしらない業者に頼むと飲食店で使うようなダクトを使ってめちゃくちゃにされますから、

かならず、コインランドリー施工を何度もやっている業者にお願いすることをお勧めします。

おすすめはコインランドリー機械を販売している代理店に、設置業者を複数紹介してほしい。相見積もりを取りたい。と言って紹介してもらうのが一番です。

 

代理店に紹介してもらうと高くつくかもしれない。

という不安要素もありますが、相見積もりサイト等で、自分で探してもコインランドリー施工経験あるから仕事をくださいと嘘を言って仕事を取ってくる業者もいるので、危険です。

 

それならば、コインランドリー機械を販売している代理店といつも動いている施工業者に頼むのが安全なのです。

実際、僕は自分で探して見積もりを取ってみて、代理店紹介のほうも見積もりを取ってみましたが、ほとんど見積額は変わりませんでした。

見積額が変わらないといっても、中身の内容が全然違うのがポイントで、

上で書いたようにダクトが消音ダクトになっていなかったり、消音ダクトになっていても、グレードの低いものが採用されていたり、

自動ドアが既存のドアを流用する形になってコストカットされていたり。(自動ドア新設って150万くらいかかるんです。それが既存ドアを使うと50万くらいで済むから。でも見た目が最悪です。新しい店舗に見えなくなってしまいます。)

相見積もりサイトでもらった見積もりは、素人目ではどこで削られているのかがわからないように細工されている見積もりでした。

 

僕は何店舗もやってきているので、やられてるわ。と気づくことができましたが、初めての人は気づかないでしょう。

施工工事と一言で言っても、中身が重要なので、やはり慣れている業者さんに頼むのが一番です。

コインランドリーとはこいうもの。という一般常識プランで組んでくれますからね。

 

コインランドリー立ち上げに一番重要なこと

そもそもコインランドリーを始めるにあたって一番重要なことですが、立地です。

8割これです。

1割が施工業者選び。

1割が機械選び。

コインランドリーって、やろうって思っても、すぐにはできないんですよね。

立地が重要なので、物件が見つからないのです。

よくあるのが、立地最高!家賃も許容範囲内!って思って問い合わせたら、「コインランドリーはダメ~」って言われてふりだしに戻る。

これの繰り返しです。。。

20件良いとことがあって、1件コインランドリーいいよって言ってくれるところがあるかないかくらいシビアです。

そもそも20件良いところを探すのが難しいですけどね。

ちなみに、家賃はだいたい15万以内に抑えないと厳しくなります。

欲を言えば10万くらいが丁度いいです。

これは都内型であっても、郊外型であっても変わりません。家賃は安ければ安いほどいい。

郊外型コンビニ跡地で15万で見つけるのは結構苦労しますが、田舎のほうだと結構あります。

いや、都内型であっても、15万以下は苦労するかな・・・店舗が小さいので都内型は10万くらいで押さえたい所ですが。

立地を見つけるのが大変な割にコインランドリーが乱立しているのはなんで?

近年コインランドリーブームといいましょうか、、

いたるところでコインランドリー店舗を見かけるようになりました。

これは、コインランドリーの機器が即時償却と言う特別税制の恩恵を受けられるからで、企業がこぞって参入しているというのが大きいのではないかと僕は思っています。

機器で償却を取って、ある程度赤字にならない程度の売り上げがあれば良い。

そんなように考えてコインランドリーをばんばんたてているんです。

そういった企業は、償却スケジュールが重要なので、立地条件・家賃条件・コインランドリーOKな店舗の基準が低いです。

家賃が20万超えてても平気で建てたりします。

競合が近くに5店舗とかあるのに平気で建てたりします。

都内だと商圏範囲が300m~500mくらいしかありませんから、お客さんの取り合いです。

ほとんど利益が出ていなくても、手間もかからないし少し利益が出ていれば辞めるってことにはならないので、乱立が続くんですよね~

 

投資家さんは、そんなコインランドリー店舗を見て、儲かっていそうと思ってフランチャイズチェーンで建てたりするわけで、

たくさん店舗が立ち並んでいくのです。

コインランドリーは儲かるのか?

では、コインランドリーはもう飽和していて、儲からないのか?と思うと、そうでもないです。

 

もちろん、うまくいって年間利益500万以上稼ぐ店舗もあります。

やっぱり立地が重要で、やたらめったら調査もせず建てるもんではないよって話です

コインランドリー利益の相場って?

コインランドリーで生み出せる利益の相場は、、まあ立地によって変わってはきますが、

  • うまくいってる店舗で、利益年間400-500万くらい
  • まあまあな店舗で利益年間200-400万くらい
  • ちょっと失敗してるなって店舗で年間0-200万くらい

目安としてはこんなところです。

普通にちゃんと調査していれば、まあままな利益は出せます

2000万かけて年利益200万だと利回り10%。

それならば地方で築古不動産をやったほうがいいかもなあといった基準レベルになるので、不動産と比べると、利回り20%くらいはほしいところです。

都内マンション投資だとワンルームで2000万前後で利回り5%とかですから、全然コインランドリーのほうが利回りは高くなります。

そう考えると、コインランドリー投資はいい投資なのではないかとは思います。

コインランドリーのデメリット

コインランドリー投資が、不動産よりも利回りがいいことはわかりましたが、

コインランドリー機器の耐用年数は13年です。木造不動産22年よりも9年も短いのがデメリットかなとは思います。

とはいえ、耐用年数を超えたら廃業なのか?というとそういうことではありません。

耐用年数とは、あくまで税制上の償却にかかる年数であって、実稼働は30年とかもつとメーカーでは言われているくらいです。

不動産もそうですが、木造戸建て物件で築古となると30~40年で利回り15~20%くらいでしょう。耐用年数を超えています。

コインランドリーにも同じことが言えて、耐用年数を超えても、全然バリバリ動くのです。

ただ、木造戸建て物件も修繕費はかかってきますよね。 コインランドリー機器も同じ。耐用年数を超えてくればどこかが痛んできます。

今ままで500万円利益を取っていたけど、修繕費が毎年50万かかるようになった。

そんなデメリットはありますかねえ

まあそれでも13年で投資額は十分回収しているし、めちゃくちゃ儲かってるので、薄利になろうが、いつ手放してもいいわけです。

コインランドリーの始め方おすすめ

これからコインランドリーを始めようとしている方は、新規での開設はおすすめしません。

めっちゃ金がかかる割に、バクチ要素があります。

どれだけ立地調査しても、思ったよりも売上出せなかったなあ。。

と思われる投資家さんが最近は増えています。

実際、私も複数店舗経営しておりますが、1店舗は目標の70%どまりくらいになってしまっています。

 

まあ私の場合償却のために新設したので、赤字でなければいいのですが。

 

ただ、償却ではなく、利益として、

  • これからコインランドリーを開業して副収入を得たい個人の方。
  • これからコインランドリー部門を作って事業規模を拡大したい企業の方。

そう思っている方はM&Aをお勧めします。

コインランドリーM&A(譲渡)で確実な売り上げを出していく

コインランドリーは事業譲渡が可能です。

当社ではコインランドリー専門で、M&Aの仲介をしております。

コインランドリー店舗を売却したい方から依頼を受け、買いたい方へ販売します。

それまで確実に利益を出して運営してきた店舗を丸ごと買って、運営を継続していったほうが安全かつ確実です。

いわばオーナーチェンジです。

M&Aされる店舗は、

  • 開店して間もないけど薄利なので手放したい
  • 長年やってきて、オーナーが高齢なので整理したい
  • 売上が落ちてきたけど、頑張る時間がないから売ってしまいたい

そんな店舗が売りに出されることが多いです

M&Aされる店舗は利益が出てない店舗はほとんどありません。

事業を引き継ぎ、売上を確保したうえで、なにをすればもっと売り上げが上がるか?を考え、伸ばしていくものになります。

 

新設であっても、なにをすればもっと売り上げが上がるか?を考えることは当然しますから、

引き継いだ時点で利益が出ている店舗というのは魅力的ですね。

売上がたつかわからない立地での新設よりも、確実に売上が保障されている立地でのM&Aのほうが有利であることは明確でしょう。

当社は、コインランドリーを売りたい・買いたい方をマッチングさせるM&A仲介をしております。

M&A物件を買いたい・売りたい方は是非お問い合わせください

 

遊休地があって、どうしても新設したいという方には、中古機器から始めることをお勧めします。

また、当社は中古の機器も抱えておりますので、お身軽にお問い合わせください

 

 

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